CMS（シー・エム・エス）とはContents Management System（コンテンツ・マネジメント・システム）の略で、HTMLやCSSといった専門知識がなくてもWebサイトの制作・管理ができるオンラインサービスです。

かつてホームページ制作といえばテキストエディタやDreamweaverのような編集ソフトで1ページごとに制作していたため、HTMLの専門的な知識や技術がない方が気軽に導入できませんでした。
その場合、修正は制作会社に依頼する必要があり、修正の反映まで日数がかかることからインターネットの長所である情報の即時性を生かしきれていませんでした。
現在ではCMSと呼ばれるウェブサイトの制作・管理システムが普及し、導入する施設が増えました。

CMSはブログのようにウェブブラウザで簡単にページの修正や更新ができ、アップロードした画像の管理やデザインテンプレートの変更もできます。
ヘッダ・フッタのように全ページにまたがる部分に修正が発生したときも、一箇所修正すれば全ページに反映されるので効率的で修正し忘れも発生しません。

CMSとブログの違い

CMS

企業のホームページのようにカテゴリ別に分けてホームページを構成する場合、ブログのように古い記事ほど後ろになってしまうシステムは不向きです。
そういった場合は時系列以外の管理も可能なCMSの方が向いています。
デザインを一括で変更できる点はブログと同じですが、ページごとにデザインの変更ができるなど自由度が高く、特集ページをつくりたい・季節ごとのページをデザイン違いで作りたいなどフレキシブルに対応することができます。
コンテンツの制作・編集ができるためサイト全体のコントロールをすることが可能です。
 

ブログ

デザインの変更や写真の挿入はCMSと同様にできますがすべてのページが共通のため、一部のコンテンツだけ趣向を変えるということができません。
タグ付けやカテゴリ分けすればある程度コンテンツの整理はできますが、サイト構成として深い階層をつくることができないため大規模なサイトづくりには向かず、日記向けのWebサービスと言えます。

サービス紹介

国内で普及率が高い代表的なCMSはWordPressです。

■WordPress（ワードプレス）

URL	https://ja.wordpress.org/
解説	初版は2003年5月27日にリリース。GPLに従って配布されるオープンソースのソフトウェアです。 オープンソースとはソースコードを商用・非商用の目的を問わず利用・修正・配布することが許されているソフトウェアのことです。 オープンソースであることにより、様々なユーザーが作成した種類豊富なテーマ（デザイン）やプラグイン（機能拡張）が配布されているため幅広いサイト運営が可能です。

※データは2019年8月当時